スタンレー電気株式会社

技術統括部 電子応用製品技術部
設計三課 係長

廣瀬 和則

Introduction
はじめに

    • ロケーション画像1
    • ロケーション画像2
    • ロケーション画像3
    • ロケーション画像4
  • LED描画ユニットは表示デザインを用いて対象物に照射することで、その場にいる人々にさまざまな情報を伝えることができる製品です。
    「工場や倉庫」「受付」「サイネージ」といったあらゆるロケーションでの利用が想定できます。

    今回は通常の製品事例ではなく、描画ユニットの開発担当者である廣瀬 和則氏の目線から、本製品の魅力や裏話をお話してもらいました。

Interview
開発担当者インタビュー

廣瀬 和則

スタンレー電気株式会社

技術統括部 電子応用製品技術部
設計三課 係長

廣瀬 和則

  • イントロダクション画像
    描画ユニットの実物を手に取りながら説明をする
    開発担当者の廣瀬氏
  • 日々の業務お疲れ様です。
    このたびリリースになりましたLED描画ユニットについて、開発担当者の目線からいろいろ教えてください。

    廣瀬

    私のできる範囲でしたらお答えをさせていただきます。
    どうぞよろしくお願いします。

    新 た な る 挑 戦

    ありがとうございます。それでは早速ですが、今回のLED描画ユニットの企画が立ったのはいつ頃になりますか?
    開発の経緯なども教えてください。

    廣瀬

    私は2020年ころに中途でスタンレーに入社したのですが、そのときから企画がはじまりました。
    スタンレーのLED照明製品は自動車用照明に代表されるものですが、近年開発が進められている「LED描画ユニット」はむしろプロジェクターに近いものです。
    そういう意味では、スタンレー社内においても特殊な専門性を有するプロジェクトとなりましたね。
    私は前職なども含め、過去にそうした製品への開発経験があり、参画することになりました。

    スタンレーの自動車用描画ユニット技術を応用し
    「今までになかった分野での描画ユニットの活用」
    が企画の背景だったとおもいます。

    開発はスムーズに進んだのでしょうか?

    廣瀬

    描画ユニットの開発には、スタンレーの通常のLED照明製品にはない「解像度」の概念など新しい知識が必要です。
    光に関する概念や思い込みをアップデートする作業から始めることが必要で、開発のスタートラインに立つのにも一苦労ありました。

    また、仕様の決定にも難局がありました。
    「自動車用の技術を民生の標準品として活用する」と簡単には言えますが、明確なターゲットが想定されていない状態です。
    自動車用の製品でしたら、ある程度の想定される仕様は見えてきます。
    しかし技術だけがある状態から民生用の仕様を決定するのは雲をつかむような話です。

    「どんな場所、どんな広さでも」
    「屋内使用も屋外使用も対応」
    「誰もが、簡単に扱える」

    大きく広げた「ありとあらゆるシチュエーションに対応する」
    という要望を現実的なかたちに落とし込むのには苦労しました。
    ある意味では制約を課していく作業ともいえましたね(笑)
    大変にチャレンジングな開発でした。

  • イントロダクション画像
    てのひらにすっぽりとおさまる大きさの描画ユニット
    「LLM1546A」
  • 使い勝手を考慮した コンパクト & フォーカスフリー 設計

    初めて現物を見たとき、すごくコンパクトな印象を持ちました。

    廣瀬

    市場には当然いろいろな大きさの製品があるなかで、今回の製品の小ささが一定のアドバンテージを持つように考えました。
    しかしながら、他社と差別化を図った結果というよりは、製品質量なども含めた光利用効率を追求していった総合的な結果がこのサイズになったといっていいとおもいます。

    コンパクトを目指したというより、コンパクトにいきついたということですね。
    この製品はフォーカスフリーということですが、どういったメリットがありますか?

    • イントロダクション画像
    • イントロダクション画像
    • イントロダクション画像

    様々なロケーションが想定できる描画ユニットの可能性
    描画パターンのラインナップ

  • 廣瀬

    市場にある製品は、ロケーションに合わせてピントの調節が必要な製品も多いです。
    わたしたちの製品は最小距離で1メートルから焦点が合う設計で、どのような場所からでも照射が可能です。
    ロケーションによって変わる煩わしいセットアップがないように、使い勝手重視で設計しました。

    汎用品であることの最大の利点ですね。

    ニーズに応えた表示デザインラインナップ

    照射する表示デザインも様々用意されていますね。

    廣瀬

    お客様によるご要望などを参考に営業が聞き取り、汎用性を考慮したうえでのラインナップとなりました。
    実は描画パターンによって内部構造も変更が必要で、簡単に描画を変えたりするということは現状では難しいところがあります。
    今回の製品を皮切りに様々な業界からのご要望を得て、新たな描画パターンなども開発していきたいとおもいます。

    ニーズも含めて描画ユニットの可能性はまだ始まったばかり、これからが楽しみですね。
    廣瀬さん、本日は詳しいお話ありがとうございました。

    廣瀬

    こちらこそ、ありがとうございました。

LEDS HIGHLIGHT
LLM1546A

  • あらゆる利用用途が考えられる「描画ユニット」
    どんなロケーションでもご利用をいただけるように、オプションのブラケットをご用意しております。
    また、さらに詳しい情報や仕様など、本ページ下部にある製品リンクよりご確認ください。

    • インストレーション画像
    • インストレーション画像
  • 【LLM1546Aプロモーションムービーです】

【LEDS HIGHLIGHT LLF1546Aのスペシャルページ】
LLF1546A スペシャルページを表示する

事例使用製品

LEDS HIGHLIGHT