当社製"波長 265nm 深紫外ＬＥＤ"半導体基板からＬＥＤパッケージに至るまでの一貫生産体制の構築

スタンレー電気株式会社（本社 東京都目黒区中目黒 2-9-13、代表取締役社長：北野隆典）では、このたび、265nm波長で世界最高レベルの除菌性能を持つ深紫外ＬＥＤにつきまして、スタンレーグループ内で、半導体基板からＬＥＤパッケージに至るまでの一貫生産体制の構築を行いましたのでお知らせいたします。
当社はすでに「関連する特許、ノウハウ、及び開発・生産設備」（2017/1/31 当社リリース）を用いた「LED素子化工程※1」や、「窒化アルミニウム(AℓN)半導体基板製造工程※2」（2019/12/5 当社リリース）を有していました。このたび、高出力化に効果のある「AℓN 膜形成工程※3」の内製化が完了したことで、全工程をグループ内で完結し、より良い製品をより安く、かつ安定的に生産することが可能となりました。

また、当社製"波長 265nm 深紫外ＬＥＤ"につきましては、2020 年 8 月 7 日付リリースにて、新型コロナウイルス不活化の効果について高い有効性が確認できたことをお知らせいたしました。
その後、山口大学（共同獣医学部 獣医微生物学教室 早坂大輔教授、下田宙准教授）と共同で、３つの波長（254nm・265nm・280nm）による新型コロナウイルス不活化の有効性に関する評価試験を行った結果、254nm と 265nm は 280nm に比べて、およそ 1.8 倍の有効性を確認することができました。

当社はこの高い有効性が確認された 265nm 深紫外ＬＥＤと254nm 冷陰極型紫外線ランプによって、各種ウイルス感染を抑制するための空気除菌や表面除菌、安全な飲水を確保するための水除菌など様々な用途での活用を目指し、事業を拡大してまいります。